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【土地】家づくりに最適な土地を見つけるコツと注意点

 

こんにちは、ダイバホームです。

家づくりは一生に一度の大きなイベント。そのスタートラインに立つ前に、最も重要なことは「土地選び」です。土地は家づくりの土台であり、適切な土地を選ばなければ、理想の家が建てられなかったり、後々のトラブルを引き起こしたりする可能性があります。今回は、理想の家を建てるために知っておきたい、土地選びのコツと注意点についてお話しします。

 

 

 

立地条件のチェックは最優先!

 

家を建てる際に、多くの方が最初に気にするのが「立地」です。もちろん、駅に近いかどうかや、買い物の便利さを考えることは重要ですが、少し踏み込んで考えると、日常生活全体を通じた利便性がもっと大切です。

 

利便性
まず、通勤や通学のしやすさは日々のストレスを軽減してくれます。最寄り駅までの距離やバスの運行状況だけでなく、自転車や徒歩での移動がどれくらい便利かもチェックしましょう。また、近隣にスーパーやコンビニ、ドラッグストアがあるかどうかも、日常生活を支える重要な要素です。一方で、交通の便が良すぎる場所や幹線道路に面している土地は、騒音や排気ガスの問題が発生する場合があります。特に、小さなお子様がいるご家庭では、安全性も考慮する必要があります。家族構成やライフスタイルに応じた利便性を考えて、周囲の環境をじっくり観察してみましょう。

 

自然環境
生活インフラだけでなく、自然環境も重要な要素です。例えば、緑が多い地域は心身のリフレッシュに役立ちますし、公園が近くにあると子どもの遊び場としても便利です。さらに、四季折々の風景を楽しめる場所は、長く住んでも飽きない魅力を感じられます。

 

 

 

ハザードマップの確認

 

洪水や土砂災害のリスクがある土地は避けることが大切です。地方自治体の「ハザードマップ」を確認することで、その地域がどれくらい災害に対してリスクを抱えているかがわかります。高台の土地は水害には強い一方、風が強かったり、交通の便が悪い場合もありますので、バランスを考慮して判断しましょう。

静岡市のハザードマップは「静岡市防災情報マップ」で確認できます。

凡例もあり、色分けされていてわかりやすい資料です。

 

 

 

周辺環境の調査は足を使って実際に確認しよう

 

土地の選定において、地図やインターネットでの情報収集は大切ですが、実際に足を運んで現地の様子を体感することが最も重要です。なぜなら、周辺環境がもたらす影響は非常に大きく、家の設計にも直結するからです。

 

日当たりや風通しを確認する
例えば、土地に建つ家の間取りや位置を考える上で、日当たりや風通しは非常に重要な要素です。土地の周りにどんな建物が建っているのか、どれくらいの高さがあるのかを確認しましょう。高い建物に囲まれていると、昼間でも部屋が暗くなってしまう場合がありますし、風が通りにくくなることで、湿気が溜まりやすくなることもあります。

また、朝と夕方では陽の当たり方が異なるため、できれば時間帯を変えて現地を見に行くことをおすすめします。

 

騒音や臭いの確認も忘れずに
周囲に工場や飲食店が多いエリアは、騒音や臭いの問題が発生する可能性があります。特に、夜間に近くの道路でトラックが多く通る場合、夜間の騒音が気になるかもしれません。また、風向きによっては、工場や飲食店からの排気ガスや煙が気になることもあります。土地を選ぶ際には、実際にその地域の空気感や音を確認することが大切です。

 

 

 

法的規制や用途地域を確認

 

土地の利用には法律で定められた「用途地域」があります。これは、都市の発展と住環境の保全を図るためのもので、建てられる建物の種類や高さが制限されています。この規制を無視して土地を購入してしまうと、理想の家が建てられなかったり、計画通りに進まなかったりする可能性があります。

 

建ぺい率と容積率を確認する
土地に建てられる建物の大きさや高さは、建ぺい率や容積率で決まります。建ぺい率とは土地面積に対する建築面積の割合のことで、容積率は延床面積に対する割合です。これらの制限によって、建物の広さや高さに影響が出るため、土地を選ぶ際には必ず確認しましょう。

 

再開発や都市計画道路の影響を調べる
また、将来的にそのエリアが再開発される予定がないか、都市計画道路の計画がないかも重要です。これらの情報は、市役所や区役所の窓口で確認できます。せっかく家を建てても、数年後に都市計画で道路が通るために立ち退かなければならなくなる場合もあるため、事前の確認は必須です。

 

 

 

予算と理想のバランスを考える

 

最後に、土地の価格と予算のバランスをしっかりと考えましょう。理想的な場所に土地を見つけても、予算オーバーでは後の家づくりが難しくなります。また、安い土地には必ず理由があります。その理由が将来の住み心地にどう影響するかをよく考え、冷静に判断することが大切です。土地の購入価格に加えて、地盤改良や外構工事など、家づくりには様々な追加費用が発生します。これらを含めた総予算を事前に把握し、バランスよく計画を立てることが成功の鍵です。

 

 

 

まとめ

土地選びは、家づくりの最初にして最も重要なステップです。立地条件や地盤、周辺環境、法的規制をしっかり確認し、家族のライフスタイルや将来の変化に対応できる土地を選ぶことで、安心して暮らせる理想の住まいを手に入れることができます。焦らず、じっくりと時間をかけて理想の土地を見つけましょう。